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ノロウイルスについて

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さくらクリニック院長の石代誠です。
寒い日が続きますが、皆さんはどうお過ごしですか?

今回は、例年の3倍流行しているノロウイルスの正しい予防と対策方法などをご紹介します。

ノロウイルスってな~に?

ノロウイルスは毎年11月~1月に流行する感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。

主に、人の手指や食品などを介して感染することが多く、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。

ノロウイルスの治療薬や予防ワクチンは無く、特に抵抗力の弱い子供やお年寄りがかかりやすいです。

ノロウイルスは感染が非常に強く、感染者の吐物や糞便中に含まれる数百万~数億個のうちわずか10~100個程度のウイルスで感染すると言われています。

また、今年主流となっている新型ノロウイルスは過去に一度ノロウイルスに感染していても免疫がつかず、何度でも感染してしまう可能性があるようです。

また、家族1人が感染してしまうと家族全員全滅してしまう危険性があります。

そうならないように日頃からの予防が必要となります。

一番肝心な予防法は手洗いです。

ノロウイルスは石鹸では死滅しませんが、きちんとした手洗いをすればある程度のウイルスは洗い流されます。

そこで正しい手洗い方法をご紹介します。

この手洗いはインフルエンザや風邪予防にも有効ですので、普段から帰宅後、調理前、食事前、トイレの前後などの手洗いに行ってください。

手洗いができない時は消毒用ウエットシートや消毒スプレー、消毒用エタノールを薄めたもので消毒をしましょう。

食品の加熱は85℃以上で1分30秒を目安にしてしっかり加熱しましょう。

調理器具も漂白剤を使い、しっかり消毒しましょう。

消毒の時は衣類用の漂白剤を薄めたもので良く触る場所などを消毒すると良いでしょう。

そしてノロウイルスの予防として近頃話題になっている食べ物がヤクルトとヨーグルトです。

それぞれどのような効果があるのか説明していきましょう。

まず、「ヤクルト」には腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らしてくれる働きのある成分が入っていて、腸内環境を整え、免疫力が上がります。

そして「ヨーグルト」にはラクトフェリンという母乳に含まれるたんぱく質の一種の成分が入っています。

このラクトフェリンが感染性胃腸炎のノロウイルスの増殖を抑えてくれる働きがあります。

ヨーグルト以外にも低温殺菌牛乳やナチュラルチーズなどの乳製品にもラクトフェリンが含まれているので効果的です。

他には納豆、味噌、醤油、梅干し、小松菜、バナナ、長芋、鶏肉など腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる食材は色々あります。

これらの食材を上手に使って、健康な体作りをしていきましょう。

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